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南アフリカでサイの密猟へ警笛、50人以上がフィールドアートを作成

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2016_0812_rhinoKevin van der Wal (V3T1S)
南アフリカ北西部のプレトリアで、サイのフィールドアートが作られました。背景には、年々増え続ける密猟への危機感がありました。

今世界には5種類のサイがいる

今、世界に生息している際は5種類と言われています(それまでにも沢山の種が絶滅してきました)。そしてその全てが絶滅を危惧されている状況です。

現存する全てのサイ一覧

 
生息地 種類 亜種 絶滅危惧レベル
南アフリカ
ケニアなど
シロサイ ミナミシロサイ NT:準絶滅危惧
キタシロサイ CR:深刻な危機
南アフリカ
東アフリカ
カメルーンなど
クロサイ ミナミクロサイ CR:深刻な危機
ヒガシクロサイ CR:深刻な危機
ナンセイクロサイ VU:危急
スマトラ島
ボルネオ島
マレー半島など
スマトラサイ ニシスマトラサイ CR:深刻な危機
ヒガシスマトラサイ CR:深刻な危機
キタスマトラサイ CR:深刻な危機もしくはEX:絶滅
インド北部
ネパール
ブータンなど
インドサイ イッカクサイ VU:危急
現存はジャワ島の一部のみ ジャワサイ ベトナムジャワサイ EX:絶滅
インドジャワサイ EX:絶滅
インドネシアジャワサイ CR:深刻な危機(55頭)

また最近では、密猟を防ぐための政府措置(サイの角の取引の禁止)を撤廃する方針を最高裁が支持するなど、歯止めの効かない状況になってきています。

増えるサイの密猟

2016_0812_str南アフリカにおけるサイの密猟数(SAVE THE RHINO)

サイの密猟は主に角(ツノ)を目的として行われます。サイの角は工芸品、や漢方薬などに使われることがあり、金と同じ価格で重量取引されているとも言われています。

フィールドアートの計画・実行を担ったケビンさんも書いているとおり、南アフリカは多くのサイが生息している地ですが、一方で角を目的としたサイの密猟数は年々増加しています。ケビンさんはそんな恐ろしい状況に危機感を感じ、野生動物への愛と密猟への警笛をならすためにフィールドアートを作ることに決めました。

準備に2週間

2016_0812_rhino01作戦を遂行したエージェントたちKevin van der Wal (V3T1S)

作戦名は「オペレーション:SAVE THE RHINO(サイをまもれ)」。実行が決まってからポータルキーの収集を始め、二週間後には作戦を実行できる状態になったそうです。

作戦実行

2016_0812_rhinoKevin van der Wal (V3T1S)
7月31日の朝7時から9時にかけて、普段競い合っているレジスタンス(青)エンライテンド(緑)は力を合わせて作戦の地をクリーンアップ(既にあるリンクやフィールドを解除し、アートを描ける状態にすること)。迅速な作戦実行のため、サイの顎や首など部品ごとにチームにわかれて構成したとのことです。午後13:30頃にサイは完成しました。

(´-`).。oO(フィールドアートだけ取り上げるつもりが、いつのまにかサイの現状について情報まとめまくってた…)


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