Kevin van der Wal (V3T1S)
南アフリカ北西部のプレトリアで、サイのフィールドアートが作られました。背景には、年々増え続ける密猟への危機感がありました。
今世界には5種類のサイがいる
今、世界に生息している際は5種類と言われています(それまでにも沢山の種が絶滅してきました)。そしてその全てが絶滅を危惧されている状況です。
現存する全てのサイ一覧
生息地 | 種類 | 亜種 | 絶滅危惧レベル |
---|---|---|---|
南アフリカ ケニアなど |
シロサイ | ミナミシロサイ | NT:準絶滅危惧 |
キタシロサイ | CR:深刻な危機 | ||
南アフリカ 東アフリカ カメルーンなど |
クロサイ | ミナミクロサイ | CR:深刻な危機 |
ヒガシクロサイ | CR:深刻な危機 | ||
ナンセイクロサイ | VU:危急 | ||
スマトラ島 ボルネオ島 マレー半島など |
スマトラサイ | ニシスマトラサイ | CR:深刻な危機 |
ヒガシスマトラサイ | CR:深刻な危機 | ||
キタスマトラサイ | CR:深刻な危機もしくはEX:絶滅 | ||
インド北部 ネパール ブータンなど |
インドサイ | イッカクサイ | VU:危急 |
現存はジャワ島の一部のみ | ジャワサイ | ベトナムジャワサイ | EX:絶滅 |
インドジャワサイ | EX:絶滅 | ||
インドネシアジャワサイ | CR:深刻な危機(55頭) |
また最近では、密猟を防ぐための政府措置(サイの角の取引の禁止)を撤廃する方針を最高裁が支持するなど、歯止めの効かない状況になってきています。
増えるサイの密猟
南アフリカにおけるサイの密猟数(SAVE THE RHINO)
サイの密猟は主に角(ツノ)を目的として行われます。サイの角は工芸品、や漢方薬などに使われることがあり、金と同じ価格で重量取引されているとも言われています。
フィールドアートの計画・実行を担ったケビンさんも書いているとおり、南アフリカは多くのサイが生息している地ですが、一方で角を目的としたサイの密猟数は年々増加しています。ケビンさんはそんな恐ろしい状況に危機感を感じ、野生動物への愛と密猟への警笛をならすためにフィールドアートを作ることに決めました。
準備に2週間
作戦を遂行したエージェントたちKevin van der Wal (V3T1S)
作戦名は「オペレーション:SAVE THE RHINO(サイをまもれ)」。実行が決まってからポータルキーの収集を始め、二週間後には作戦を実行できる状態になったそうです。
作戦実行
Kevin van der Wal (V3T1S)
7月31日の朝7時から9時にかけて、普段競い合っているレジスタンス(青)とエンライテンド(緑)は力を合わせて作戦の地をクリーンアップ(既にあるリンクやフィールドを解除し、アートを描ける状態にすること)。迅速な作戦実行のため、サイの顎や首など部品ごとにチームにわかれて構成したとのことです。午後13:30頃にサイは完成しました。
(´-`).。oO(フィールドアートだけ取り上げるつもりが、いつのまにかサイの現状について情報まとめまくってた…)